【ブランディングの要点と種類】
結論
「ブランディングがないと、どんな素晴らしい商品も売れない。」
「ブランディングはお客様の方から好きと言って追わせること。これができるとマーケティングも広告もPRもいらない。」
「ブランディングがないと負のスパイラルに入り事業が続かない。」
「コーポレートブランディングでは競合を把握するが、競合は作っては絶対にいけない。ほんまの事業の実態は〇〇だが○○ではないと宣言する。ことが大切」
ブランディングは大きく分けると4つの種類がある。
①コーポレートブランディング:会社の信頼に繋がるブランディングのこと。
HP・ロゴ・パンフレット・代表者・提携先・資本金・法務
②プロダクトブランディング:商品に関するブランディングのこと。
価格・材料・パッケージ・雰囲気・デザイン・希少性・許認可・資格・効果
③マーケティングブランディング:どういうチャネルに出すかというブランディングのこと。
チャネル・ターゲット・メディア・口コミ・SNS・キャッチコピー・ストーリー
④セールスブランディング:どう売るかのブランディングのこと。
販売方法・提携先選定・顧客選定・資料
ブランディングがないと負のスパイラルに入り事業が続かない。
世の中設立して5億円売上を超える企業で5年続いている企業はたった1.2%。
この世の中は100社設立しても成功を続けるのは1%という世界になっているが、やはり長年続いている企業はブランディングができている。
ブランディングがないと大体の人・企業は負のスパイラルにハマっている。
負のスパイラルの仕組み
①価格競争 → ②サービス競争 → ③自社コスト増加 → ④利益率低下 → ⑤コスト削減 → ⑥PR削減 → ⑦シェア低下 → ①に戻る
①価格競争:ブランディングがないと、価格勝負の価格競争になる。
まずブランディングがないと同じ商品であれば価格競争が起こる。
↓
②サービス競争:価格競争が起こった後に、次はサービスの競争になる。
例えば「送料無料、さらには~追加等、今だけ値下げ!」商品以外のサービスの競争になりがち。
↓
③自社コスト増加:上記の追加のサービスが増えていくと、今度は自社コストが増えていく。例えば送料やキャンペーンの為のコスト。
↓
④利益率定価:次にそのコストが増えると利益が圧迫され低下していく。
↓
⑤コスト削減:利益が下がっていくと次にコストを削減せざるをえない。
↓
⑥PR削減:次にPRコストを削減する。
↓
⑦シェア低下:PRを削減するとさらにシェアが低下していく。
↓
①価格競争に戻る。シェアが低下していくと、もっとシェアを増やそうとしてもっと価格を下げようとする。
このようにして負のスパイラルになり最終的には潰れてしまう。
コーポレートブランディング
コーポレートブランディングでは「競合を把握するが、競合は作っては絶対にいけない」というところが一番重要。
コーポレートブランディングでは、「~だが~ではない」と明確に断言する事が重要。
しっかりとブランディングができているところはこれを使っている。
例えば、○○専門店や、○○特化型などはスモールスタートには特にいいブランディング。
ブランディングができている企業は「~だが~ではない」としっかり名言ができている。
例えば、G=ogleはテクノロジー企業と思われているが、実際はG=ogleは「実質は、広告会社広告会社ではないよ!テックカンパニーだ!」と名言している。
Googleの収入の90%が広告収入にも関わらず。
ここでGoogleが広告会社と事業の実態を前面に出してしまうと、他の広告会社と同じフィールドとなり、価格競争が起こってしまう。
そのためGoogleは広告会社だが、広告会社とあえて言わずにテックカンパニーと明言してブランディングしている。